用途:識字教室・EPA(成人初等教育)・CETHA(技術専門高校)・集会・簡易宿泊(教師用)
管理:地区自治会 助言:ボリーバル郡教育委員会・ユニセフコチャバンバ
維持:資金-郡役所 作業-村地域の人
規模:日干しブロック壁RC柱1階。延床81m2
コチャバンバ県ボリーバル郡サブセントラルリャイタニ地域リャイタニ村
サブセントラルリャイタニ地域はコチャバンバ市街より南西方向、コチャバンバ県の南西端部に位置し、4000mを越す高原(アルティプラーノ)にある。この 地域は郡都ボリーバル市との間に公共輸送機関を持たない。隣県オルーロまでの乗合トラックが週2程度で4時間。オルーロからコチャバンバ市街地まで高速バス4時間程度。ちなみに郡都ボリーバル市はコチャ市街まで乗合バス週1で10時間程度である。
サブセントラルリャイタニ地域は、6つの村により構 成されている。(リャイタニ村、アンタクエリ村、アケラーナ村、チョレパラーダ村、ハンパツカイマ村、ピルワニ村) それぞれの村は地域内で3から7Km 程度離れて散在する。世帯数はそれぞれ15から40世帯程度。地域全体では200世帯。標高は約4200m。緩やかな起伏が続く高原には、良くて潅木、ほ とんどが草本類しかない。農業と牧畜(放牧)が主体。現金収入は限定。
このボリーバル郡は先のアルケ郡と同じく辺境であり、国などからの 援助が得にくい箇所となっている。また同じくユニセフコチャバンバによる活動や他NGOなども支援を行っている。が上水確保・衛生設備・識字教育活動を展開している。サブセントラルリャイタニ地域は郡都から60Km、辺境のさらに辺地となっている。リャイタニ村はこの地域の交通路の中心に近いものとなって おり、オルーロへの乗合トラックの筋ともなっている。ここに地域全体の教室も含め、識字の次段階の成人初等教育、さらには高次の技術専門教育のプログラムを誘致することとなる。
建設のため2003年7月より地域の調査を行ない、10月着工。建設監督・基幹職人・手元をコチャバンバ市街より派遣。住民の方々は村々で出役を定め日干しブロックづくり・整地・素材採集・運搬などで建設に参加した。また日本人1名が建設マネージメントのためコチャ市に長期 滞在で支援。翌3月竣工。現在識字教室・EPA(成人初等教育)・CETHA(技術専門高校)・集会に利用されている。