2006年6月19日月曜日

第2回ボリビアを学ぶ旅 報告会 2006年6月19日     

 第2回ボリビアを学ぶ旅報告会が6月19日に、横浜JICAのお力でお借りできた広尾のJICA地球ひろばで、開催されました。

 ボリビアを学ぶ旅の第2回目は、横浜JICAの市民参加協力事業の支援のもと、2006年3月17日~28日実施されました。4名の市民参加者が、コチャバンバ、ラパスを訪れました。
 当日は、ダブーブ駐日ボリビア大使も、お忙しい中ご出席くださり、特に福祉分野にも活動の目を向けた活動への応援のお言葉をいただきました。
 昨年は参加者、今年は引率を担った石田くんが、まず旅の概要を説明し、次にS・Iさんから、ラパスの貧民住居地区エル・アルトで活動するボリビアのNGO、IPDAについて報告がありました。IPDAは、エル・アルトが抱える様々な問題を地域住民が主体となって解決に導けるよう、地域づくりに参加できる人を育成しています。IPDAは今後、新しくコチャバンバで、学び舎づくりの会のパートナーとして、協同活動をしていく計画です。
 社会のために行動していこうという気持を持って、IPDAのプログラムに参加している若者たちの、生き生きした表情が印象的であったと、Iさんは大学卒業したての新鮮な目で、ボリビアを捉えていました。
 本職ではフリースペースたまり場の職員を務めるEさんは、野原さんの運営する障がい者施設聖マルティンの家で、大家族のように、お互い自分の出来ることで助け合いながら暮らす幼児から成人までの16人の訓練、生活のようすを話してくださいました。また、ラパスの生産者団体YANAPASIで、先住民の女性たちが、伝統的な織物、編物を製作している場を見学して、フェアトレードについて考えたことを報告してくださいました。ボリビアには、人々のこころの触れ合いが感じられる世界があるという感想はこちらの心にも響くものでした。
 引率者の一人であった佐藤氏編集の、旅第一歩のサンタクルス到着から最後のテイワナク遺跡見学まで旅全般を紹介するビデオ上映の後、K・Aさんは、もと小学校の特殊学級教師としての眼で見られた、まだまだ行政の手の届かないボリビアの障がい者の現状についての報告がありました。また一方、フォルクローレ演奏者として、コチャバンバで出会ったグループの玄人並みの演奏や、ラパスで見つけた素敵な楽器についてなど楽しいお話をきかせてくださいました。
 ボリビアの旅に参加して、ボリビアを訪れた方々は、毎回忘れ難い思い出を持って帰られます。行けば好きになるボリビア、もっともっと日本から訪れて欲しいと願っています。 (M・S)