2005年10月30日日曜日

横浜国際フェスタと「場」

 10月29日30日と2日間にわたり、横浜はみなとみらいにあるパシフィコ横浜で「横浜国際フェスタ」(2015)が開催されました。横浜国際フェスタは、横浜市内近郊のさまざまなNGO/NPOが活動を紹介する「場」として、昨年までは「横浜国際協力まつり」という名称で開催されてきたイベントです。今年からは名称とともに、これまでは「国際協力」だけに絞られていたテーマを「国際交流」「在住外国人支援」も加え、NGOだけでなく学校や行政機関、企業等も含めたかたちで開催されました。学び舎づくりの会も参加し、ボリビアの雑貨やコーヒー、岩塩などを販売し、会の活動の紹介をしました。

 私は、今年、学び舎づくりの会としてイベントに参加するのではなく、「フェスタ」主催団体のひとつである「横浜国際フェスタ市民NPOネット」に所属し、フェスタのスタッフとして「場」作りをしてきました。フェスタという「場」を作り上げる活動をしてきた約半年間は、まさに試行錯誤の日々で、いかに「場」というものを作り上げることが難しいことなのか、と実感しました。多くの仲間とアイディアを持ち寄り、ひとつずつ企画を形にしていく…「フェスタ」の全体像が見えてくるようになった頃にやっと少しの安堵感と当日への緊張感がじわじわと湧き上がってきました。スタッフとして始めて参加した「フェスタ」は、私にとって、新たな仲間を作ることのできた「場」ともなりました。この仲間たちとできた「つながり」を大切にし、来年のフェスタ―さまざまな団体の活動紹介はもちろんのこと、国際協力/交流、在住外国人支援に関心のある人々の「出会いの場」として、よりよいフェスタを作り上げていくことに、今後も関わって行きたいと思っています。
 最後に、今年の「横浜国際フェスタ」は20,000人を超える来場者の皆様、ボランティアの皆様、参加団体の皆様、その他ご協力をいただいた皆様のおかげをもちまして、成功のうちに2日間の会期を終了しました。  (まつだ・なぎさ)