2014年12月31日水曜日

聖マルティンの家 教育支援基金 募集!

野原さんへの支援を考える  学び舎プロジェクト

聖マルティンの家への教育支援のお願い
教育支援基金・募集

現在、聖マルティンの家には、8名の障害をもつ孤児の子どもたちが暮らしています。その中で、ひときわ勉強好きなQuenta Ronald君(ローナル)が、大学進学の夢をかなえようとしています。彼は肢体不自由児ですが、とにかく勉強が大好きです。これまでも友達にすべて介助をしてもらいながら、毎日高校へ通って勉強を続けてきました。そんなローナウ君は、大学でコンピュータを学びたいと、大学受験を真剣に考え、このたび、コチャバンバの私立のウダボル大学への進学が決まりました。
これからは、聖マルティンの家を出て、アパートを借り、一人で生活していくとのことです。しかし肢体不自由ということは、何をするにも人からの介助が必要です。一人では移動することもままならないのです。日々の介助にはなんとか友人を探しつつあるようです。しかし、大学への行き来には、当然、車=タクシーを利用することになります。そこで、この通学費を支援いただけないかと野原さんからのSOSです。

いま暮らしている子どもたちもいつか自立してそれぞれ生計をたてていかねばなりません。どのようにそれが可能か。野原さんはいつもそのことを考えています。ロナルド君にとっては、自身の能力を生かす道が大学進学であると野原さんは考えました。肢体不自由でも、わずかながらの手先の動きを用いてコンピュータの操作ができるのです。
障害をもちながら、ボリビアで自立して生活していくことの困難は、日本とは比べ物にならないと思います。国からの支援もほとんどありません。ノーマライゼーションへの道がいっそう険しいボリビアで、しかしどうにか手立てを見つけていかないことには、彼らの未来は結局のところ切り開けません。

大学進学。聖マルティンの家のはじめての試みです。でも、日々の施設運営で手一杯の聖マルティンの家では、ロナルド君の進学にさける資金はありません。そこで、学び舎づくりの会として、その資金調達の任をひきうけることとしました。
目標額は1年間40万円。それを大学卒業までの4年間必ず支援し続けるというものです。これは、1か月1000円ずつ支援する人が33人集まれば可能となります。けっして難しい額ではなく、支援しつづけられるプロジェクトであると思います。
私たちももちろん参加します。そしてより一層の広がりを募集したいと思います。1か月500円ずつでももちろんかまいません。4年間のご支援をお願いできないでしょうか。
目標額を超えた場合には、ローナル君の生活費や学資、また聖マルティンの維持費にあててもらいます。また、おそらく1年間40万円でも足りないくらいだと思います。できるだけ多くの支援を野原さんのもとに暮らす子どもたちに届けられたらと思います。皆様の温かいご支援、よろしくお願いいたします。

ローナル君のプロフィール 
氏名:ローナル・ケンタ・エステンソーロ  
    (Ronald Quenta Estensoro)
生年月日:1996年8月6日(18歳)
病 名:不明(今までは筋ジストロフィーと言われていたが、検査の結果そうではないと診断)
症 状:症状としては筋ジストロフィーに類似しており、筋力  低下が進んでいくものです。しかしながら筋ジスとはことなり、筋力低下の進行速度は緩慢なものです。ですからリハビリ・理学療法によって筋力保持をすることができます。
現 状:公立高校をこの12月に卒業。成績は中の上だったそうです。体力的には力は強くないが、手は動くのでペンやスプーンを持つことはできます。パソコンのキーを打ち、マウスを使うこともできます。その他はすべて介助が必要です。食事の供給、衣服の着脱、洗顔・整髪、入浴介助、排泄(排泄機能は正常で、便座に座らせる等が必要)介助等々
進学校:聖シモン大学(コチャバンバで一番の国立大学)に進学希望でしたが、競争率が非常に高いのと、バリアフリーではなく車椅子の使用が困難であるため、私立ウダボル大学へ進学することになりました。
専攻コース:システム工学  コンピューター関連技術を学ぶ学科です。
希  望:聖マルティンの家を出て、大学に通いながら自立して生活をしたいとのことです。そのためには大学の費用、通学にかかるお金、生活(食事や衣類、家賃等)にかかるお金、介助者を雇うお金が必要になります。


 ローナル君を支援する教育基金にご賛同くださる方は、下記の郵便口座へお振込みをお願いします。
振り込み先:郵便振替 
00100-4-164659
ボリビア「学び舎」づくりの会

※通信欄に 「聖マルティンの家・教育基金」と記してください。(当基金は、エルピス会ではなく、当会へお振込みをお願いします。)
また、当会のメール宛(manabiyabolivia(アットマーク)gmail.com)にご一報いただければ幸いです。詳しいお問い合わせ等もこちらのメールにお願いします。
 1年分でも4年分まとめてでもかまいません。もちろん、1か月、半年単位でもかまいません。
できる範囲での無理のないご支援をお願いいたします。
 お振込みいただいた基金は1年分ずつまとめて野原さんへお渡しします。また、集まった基金の状況、ローナル君の通学状況等につきましても随時ホームページ等でお伝えしていく予定です。


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