2002年8月6日火曜日

シウダ・デル・ニーニョス地区 【「文化センター」】 (学び舎) 概要

用途: セミナー活動・識字教室・児童活動・集会・図書室・診療所・倉庫
管理:地区自治会
規模:日干しブロック造1階。延床160m2(新築140m2 + 増築20m2)






コチャバンバ県キラコーリョ郡ティキパヤ村シウダ・デル・ニーニョス地区。
当地区はコチャバンバ市街の北西約10Km、ティキパヤ村の最東端に位置し、コチャバンバ市と隣接する位置にある。
地区は北に山脈を望みコチャバンバの盆地を見下ろす「すり鉢状の辺」となりほとんどのエリアは斜面となっている。

地区の世帯数は約500世帯。2500人程度。歴史は浅く集住が出来たのは1980年代初頭(鉱山閉鎖による移住が主体)。コチャバンバ市街に対する住宅地 としての位置付け。産業は特筆無く、コチャ市街もしくは周辺への作業従事。男性の3割女性の2割程度の定職率。他は不定期作業に従事している状況である。

発端は、周辺地域で子供と婦人の擁護・識字教育を行なっている地元NGOのINFANTE と地域の自治会から、地区のため の教室要請より始まった。2001年6月より世帯の意識調査を行ない、10月着工。基幹職人は地区在住の職人が数人程度。他の住民の方々は日干しブロック づくりや・運搬などで建設に参加した。また日本人2名が現地長期滞在で支援を行なった。翌6月竣工。識字教室・セミナー・図書室として利用される。その後 一時図書室は閉鎖されるが、ティキパヤ村の援助を受け増築を行ない(2006年)図書室・診療所も併せ利用が開始された。外部のトイレが自力建設中。現 在、識字教室、手芸(職能)教室、児童の音楽・舞踊・演劇活動、などに利用されている。