2005年5月1日日曜日

スタディ・ツアー参加者からの声

 本スタディ・ツアーで体験したことが、私の中でいろいろな興味を呼び起こし、今後の私自身の活動にバラエティを与えてくれそうである。ツアーを企画、実施してくださった学び舎づくりの会に心から感謝している。私自身、もっと地元の人たちから学び舎について話を聞くべきであった、と自らの態度が受身過ぎたことを反省している。しかし、そのフラストレーションが、これからスペイン語を学ぶという意欲にもつながったわけであり、
その意味では、日本語-スペイン語・ケチュア語のプロの通訳が不在だった本スタディ・ツアーは、別の意味で私にはいい効果があったようである。(ただ、次回スタディ・ツアーが開催される場合は、道程全てにプロの通訳がついた方が参加者のツアーへの充実度は格段に増すと思う。)  N・H


 本スタディ・ツアーで、私が最も感動を覚えたのは、ボリビアの地で生活する日本人、日系人の方々の人間性と生き方であった。上野さん、出合さん、野原さん、山城さん、このみなさんに共通しているのが、とても懐の深い、あたたかいお人柄であること、それと同時に現実的で冷静、客観的な目を持っていらっしゃること、そして何よりも、時に激流をくぐり抜けながらも人生を楽しんで生きておられることである。このみなさんのような方々と人生のこの時期に出会えたことは、今回のツアーで見つけた、何にもまして貴重な宝だと思う。ありがとうございました。  ・・・M・Y


 2次元的な世界 空が近い。リャイタニ村でまず思ったことでした。日本で過ごしているときには味わったことのない感覚でした。標高が高いからなのか。それだけではないと思います。日本で生活しているとき、自身を取り囲む建物は大抵が二階建て以上。つまり、立体的、3次元的な世界を強く意識するような環境で生活しています。しかし、リャイタニ村では自分が平面的、2次元的な世界にいるような錯覚を受けました。この錯覚が空を近くに感じさせた一因ではないかと思います。
「学び舎づくり」、それは学びの「場」をつくることであると同時に、それまでの風景に変化を起こすことでもあると思います。リャイタニ村で見学した学び舎は、その風景の一部になっているように感じました。もし、リャイタニ村に高層建築物が存在していたらどのように感じたでしょうか。空の高さは日本で感じる高さと同じように感じでいたのでしょうか。4千メートルを越す標高の地を訪れたことにより、建物の高さというものを考えてしまいました。     ・・・I・J


 ボリビアとの出会いは、本当に素晴らしいものでした。本物のフォルクローレとの出会い、満点の星空や真っ青な空との出会い、すごい感動しました。出合いさんの家で出会った方々や子どもを含め野原さんの施設(障害者技術訓練作業所)で出会った方々には、ものすごい心地のよい、やさしく包まれるような時間をいただきました。また、学び舎づくりの会がこれまでにつくられた建物を見せていただき、日本で試行錯誤の上に考え出されたものが、地球の反対側でしっかりと実現していることに、ものすごい感動を覚えました。とにかく、ボリビアを体で体験できたことは、今後の私にとって大きな財産になるでしょう。「学び舎づくりの会」の皆さん、素晴らしい出会いをありがとうございました。     ・・・S・Y