2004年10月30日土曜日

ふたたびボリビアへ   高橋慎一郎               

2004年11月、(財)国際建設技術協会の助成金を元に、ボリビア共和国のコチャバンバへ5棟目の学び舎建設候補地調査のため、約1年ぶりに今回で7回目の渡航をすることになりました。

今回の渡航では、今まで建設してきた4棟の学び舎が、一体どのように、地元の住民の人々に運営されているのか、自分の目で見て、聞いて、把握してきたいと考えています。
今までの約2年間の滞在の中で、窓のない教室、雨でぬかるんだ土間の床の教室、瓦が崩れ落ち雨漏りをする教室、雨音が響き渡り授業の開催が困難な教室、強風の元で砂埃が舞う中での青空教室などを見学してきました。今回の調査でも今までに見たことのない教室を目にすることになるかもしれませんが、目を背ける事なく、しっかりと現状を把握してきたいと思います。また、日本とはまた一味違ったボリビア共和国の人々の屈託のない笑顔、標高差がもたらす様々な美景、多様な民族性がもたらす文化の豊かさなどに触れることも非常に楽しみにしています。そんな豊かさもたくさん詰まった国への調査を間近に控え、期待感と不安感に包まれながら、現在渡航に向けて、準備中であります。 (高橋慎一郎)