2006年4月17日月曜日

コラム・フォルクローレ                             

<アチャカチ>
 ラ・パスからエルアルトを過ぎて、アルティプラーノをチチカカ湖に向かう。何だか高原とは思えない、不思議でとても魅力的な平原。人々はジャガイモを掘っているのだろうか、一家総出だ。
 なぜかすごく気分の良くなった私は、車の最後部席から、運転手さんと通訳さんのいる一番前の席まで出て行って、キョロキョロ。

 そのうち、運転手さん、「こっちの小道を右に折れると、私の故郷、アチャカチだ。」と通訳さんに話しかけ、通訳さんが日本語に。私はすぐに、「アチャカチの娘」として日本で演奏される曲を思い出し、口ずさんだ。運転手さん、びっくりした様子で歌い出す。通訳さんも歌う。しばし、風景を見ながら、3人で歌った。
 帰国後、フォルクローレの仲間に、このエピソードを話すと、「(アチャカチの娘のメロディを)よく思い出したな」と、変なほめられ方をした。(ほんとに普段は思い出せない)アルティプラーノだったからかな、と納得。
チチカカもいいけど、今度はアチャカチにも。

<ラ・パスで>
 楽器を買うのは難しい。もともと治安に気をつけながら、また、不自由な言葉での買い物である。さらに、楽器の音色や作りを確かめ、適切な価格かどうか判断しながらの買い物である。事前に本で調べてあった楽器店に、通訳の人の案内で出かけた。二台のチャランゴを聞き比べて買って帰ったが、不安がある。次にポンチョを探す。揃いのポンチョを6枚。何とか見つけ、買うことができた。
 帰国し、フォルクローレ仲間から評価されて、ほっとした次第である。
 チャランゴのケースをかつぎ、スーツケースはポンチョでほとんど埋まり、ボリビアみやげもたいへんである。
第2回スタディーツアー参加者 K・A  

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