雨天の日は、倉庫小屋で、鉄筋の加工などの作業を続け、工事の完成を目指したいと思います。
話は変わりますが、現場作業を終えた夜、彼らの家を訪れると、非常に暗い中で生活していることがわかります。お金を持っている人はガスランプを買えますが、お金のない人はアルコールランプや蝋燭の生活を強いられています。食事、勉強、食器の洗物など暗いと不便なことがありますが、時に薄暗いガスランプの回りに集まり、チャランゴという小さいギターのような楽器を奏でながら、みんなと語るのはなかなか趣きがあって、心地よいものです。こんな部屋が、将来、自分が住む家にあってもいいような気がしてきました。
標高が高いので、虫は少ないと思っていましたが、思っていた以上に虫や鼠がいます。住民の中には寒いので台所で寝ている人もいますが、台所には食べ物があるので虫や鼠が集まってきます。鼠はパンをかじる程度ですけれども、時折、体の上を走ったりして、驚かされます。(今は慣れてしまいましたが。)彼ら・彼女らが日常使っているケチュア語を早くおぼえ、住民の中にもっと溶け込んでいけたらと思います。
(高橋)